気が付けば今年も司法書士試験の直前期ですね。
私が合格したのは2017年なのでもう6年近くも前になるのですが、未だに試験3ヶ月前を切ったこの時期になると、受験生時代を思い出して何とも言えない厳かな気持ちになります。
私は現在では司法試験予備試験の勉強に取り組んでいるのですが、何冊か刑法のテキスト(参考書)を読む中で司法書士試験受験生にも役立ちそうな刑法の基本テキストを見つけたのでご紹介したいと思います。
その名もずばり『基本刑法』(以下、リンクは現時点での最新版です)。
『基本刑法』は総論と各論の2冊に分かれておりページ数もそれぞれ500ページ超とそれなりに分量は多いのですが、事例を交えてとても分かりやすく解説されており、楽しんでサクサク読み進めることができます。
司法試験(および司法試験予備試験)において刑法はメイン科目になりますので様々なテキストに触れることになるのですが、私が司法書士試験の受験生時代に刑法の勉強に使用していたテキストはほぼ『オートマシステム』のみでした。
合格した年も、直前期はまとめ本である『オートマシステムプレミア』で復習するくらいだったように思います。
他には理解を助けるために刑法の判例をまんがで読んだりもしましたが、司法書士試験に合格するためには『オートマシステム』シリーズのみで必要十分に感じます。
刑法は法律としては主要な科目でありガッツリと勉強しようと思うと時間がかかるのですが、司法書士試験において刑法はマイナー科目であり(それほど難易度の高くない)3問中2~3問正解するために効率の良い勉強法が求められます。
ですので、合格するためには司法書士試験用にコンパクトにまとめられた基本テキストで気に入ったものを繰り返し読み込むのが一番で、とりわけ直前期において新しいテキストを始めるのはおすすめしません。
ご紹介した『基本刑法』は、司法書士試験受験用のメインテキストというよりは、本試験が終わった直後の時間がある時期にでも、刑法の理解を深めるために気分転換にでも読んでいただくのがおすすめです。
刑法に興味がある方はもちろん、将来的に司法試験や司法試験予備試験の受験も視野に入れている方には良い本かと思います。
以上、司法試験予備試験の勉強中に良いテキストを見つけたので参考までにご紹介させていただきました。