私は花粉症持ちなのですが、司法書士試験の受験生時代、毎年この時期になると花粉症の症状で勉強に集中できないという悩みがありました。
スギ花粉の症状もありますがヒノキ花粉の症状の方がひどく、ヒノキ花粉の飛散がピークを迎える4月になると脳に常時花粉が詰まっているような錯覚に陥って、勉強に著しく支障をきたします。
普段であれば1時間くらいは軽く勉強に集中できるのですが、花粉症の症状がひどいときは15分くらいでも集中力が途切れ、意識が飛びそうになることもあります。
4月は司法書士試験の直前期とも重なるためなんとか踏ん張って勉強するわけですが、それでも症状がひどいときは勉強にならないため、この時期は花粉症から逃れるため沖縄や台湾によく一時避難していました。
司法書士試験に合格した年も、4月後半からゴールデンウィーク明けにかけて2週間以上台湾を旅行していました。
沖縄や台湾を選んだのは花粉症の症状が出ないことはもちろんですが、近場なので移動に時間がかからないこともあります。
私はそもそも(旅行好きにもかかわらず)移動自体が嫌いなこともありますが、できるだけ勉強時間を確保したい直前期はなるべく1箇所に長く滞在するようにしていました。
六法や分厚いテキストはスーツケースの中に詰め込んで、飛行機内などの移動時間、待ち時間やホテルの中でも勉強していましたね。
今から思えば直前期に旅行しているのは狂気の沙汰にも思えますが、私は仕事や趣味を優先すると決めていましたし、そもそも花粉症でロクに勉強できないのであれば大阪にいても意味がありません。
花粉症の中ストレスを抱えながら勉強を続けていたら5月6月まで尾を引きそうですし、旅行をすることによってラストスパート前のストレス発散や良い気分転換にもなったので結果として良かったかと思います。
私の場合、以前から旅行中の勉強に慣れていたという事情もあるんですけどね。
薬を飲むことを考えたこともあるのですが、前述の通り、私は目の痒みや鼻水、くしゃみなどの症状よりも脳みそが働かなくなることの方が辛いので薬も大して効果がないと思い飲んだことがないのですが、このような場合でも薬は効くのでしょうかね。
いずれにせよ、花粉症の根本的な対策としては物理的に花粉症のない場所に移動するのが一番だと思います。
海が見える沖縄のホテルに1ヶ月くらい滞在して勉強に集中できるような環境だったら最高なんですけどね。
色々と制約があって難しい方もいるでしょうし旅行に行くと遊んでしまう危険性もありますが、そもそも勉強できないのであれば意味がないので、花粉症に悩まされている方は場所を変えることも考えてみてはいかがでしょうか。
大阪では花粉症の季節が過ぎて5月はやや過ごしやすい日もありますが、その後は梅雨の湿気に夏のジメジメした暑さと、司法書士試験受験生の方には辛い日々が続くかと思います。
しかし、直前期から試験日までどれだけ踏ん張れるかが合否の分かれ目にもなると思いますので、受験生の方は最後まで諦めずに頑張ってください。