無事に司法書士登録が完了すると、業務を行う際に着用義務のある司法書士バッジ(徽章)が交付されます。
これは貸与(レンタル)されるものなのですが、先日開かれた大阪司法書士会の登録証交付式に出席した際に司法書士徽章(きしょう)代として6,800円を支払って受け取ることができました。
司法書士のバッジが表しているのは五三桐(ごさんのきり、ごさんぎり)で、3枚の桐の葉の上に3-5-3(中央に5つ、左右に3つ)の桐の花が配置されています。
五三桐の他にも5-7-5(中央に7つ、左右に5つ)の桐の花が配置された五七桐(ごしちのきり、ごしちぎり)もありますが、これらの桐紋(きりもん)は皇室、織田信長や豊臣秀吉が使用してきた家紋として知られ、現在でも日本国政府の紋章として使用されています。
なんでも、桐は中国神話の伝説の霊長である鳳凰が止まる木とされているそうです。
こちらの桐はアオギリ(梧桐)で桐紋のモチーフになっているのは白桐らしいですけどね。
そんな格式高い桐紋ですが、法務省の紋章としても使用されているので、法務省管轄の国家資格である司法書士のバッジにも桐紋が採用されているのでしょう。
交付された司法書士バッジはネジ式となっており、裏には「日本司法書士会連合会」、「Pt.F」、「18K」の文字、そして通し番号が書かれています。
司法書士バッジの素材は18K(18金)のPt.F(プラチナ張り)仕上げになっているんですね。
手にしてみると大きさは思ったよりも小さく、なんだか控えめなところが司法書士らしいと言えば司法書士らしいような気もします。
実際に手元で見比べたことはないのですが、他の士業バッジと比べてもかなり小さい部類に入るのではないでしょうか。
登録証交付式が開かれたのは11月の雨が降る日で、スーツのジャケットを着用しておりせっかくなので早速バッジを着用して帰宅しましたが、政府関係者と間違われるのではないかと内心ドキドキしながらも、なんだか気が引き締まって誇らしい気持ちになれました。

スーツに着用した司法書士バッジ
この司法書士バッジ、紛失すると大変そうですが、金色と銀色のバッジはスーツにも映えてなかなかかっこいいので、これから着用する機会が増えることを願います。