平成に続く新元号は「令和(れいわ)」に決まりましたが、皆さんはこの新しい元号についてどう思われますか?
私は新元号発表の会見を自宅のテレビで見ていました。
菅官房長官が最初に「新元号は令和であります」と言った瞬間、「ん?れーわ?」と思ったのですが、そのすぐ後に達筆で「令和」と書かれた額を掲げたとき、率直に「良いなぁ」と思ったと同時に、なんだか新しい時代が来ることに感動してしまいました。
正直、日本政府のことですからもっとダサいものが来ると思っていたんですね。
「令和」は文字も音も綺麗だし、何よりシンプルで書きやすい。
英語表記では「Reiwa」で、意味を説明する際には「Beautiful Harmony(美しい調和)」が用いられるようですが、こちらもなんだか日本らしくて良い。
ただ一点、「れいわ」を元号として聞いたときになんだかパッとしないというのもあるのですが、新しい言葉ですし何度も聞くうちに馴染んでくるものだと思います。
元号は司法書士試験の記述式で何度も何度も書く羽目になりますから、元受験生としては新元号の漢字と書きやすさにはかなり注目していました。
新元号が発表された後、早速、司法書士試験に合格した時にも使っていた愛用のボールペンで「令和」を書いてみたのですが、かなり書きやすく感じました。
「令和」は「平成」よりも画数が多いのですが、「平成」よりも書きやすく、もちろんさらに画数の多い「昭和」に比べても書きやすい。
「平成」は「成」の文字がなかなか手強く、時間に追われる本試験の大変なプレッシャーの中、急いで書くと点を変な所に打ってしまって書き直す羽目になったりするわけですね。
司法書士試験的にもかなり良い元号になったと思うのですが、新元号の「令和」は今年(2019年)の司法書士試験に出るのでしょうか?
気になったので少し調べてみたのですが、残念ながらこれまでに確たる情報は得られませんでした。
私はもう司法書士試験から長いこと遠ざかっていますし、たまに他人のブログやTwitterを見て情報収集するくらいですから、正直のところそれほど詳しくありませんので以下は参考までにご覧ください。
法務省の司法書士試験受験案内書によると、「筆記試験及び口述試験の解答に当たり適用すべき法令等は、平成31年(2019年)4月1日(月曜日)現在において施行されているものとします。」とあります。
元号を改める政令の施行日は5月1日ですから、これを考えると「令和」は出ないようにも思われます。
「令和」が出ないのであれば、問題文の日付は平成31年4月30日までになるのでしょうか?
それとも、ただ単に日付を表す文言として法令に関係なく出るのでしょうか?
私には知る由もないのですが、「令和」が出てきても心が乱されることのないように、私なら一応書く練習をしておきますね。
早く書いたところでせいぜい数秒程度しか変わらないのですが、その数秒が集まって1分になりますし、圧倒的に時間が足りない司法書士試験においてはその1分が生死を分けることもあるでしょう。
「人事を尽くして天命を待つ」とあるように、あらゆる失敗の可能性を排除するために出来る限りのことをやるというのは司法書士試験受験生としての務めだと思っています。
令和元年の七夕に実施される司法書士試験まで残り約3ヶ月、未だにこの時期が来ると身が引き締まる思いなのですが、受験生の皆様には悔いが残らないように頑張って欲しいですね。