司法書士試験

【杞人之憂】試験結果が気になる?司法書士試験終了後の過ごし方4選

はじめに

今年度の司法書士試験を受験された方、お疲れ様でした。

試験日、私は家で寝ながら海外ドラマを観ていたのですが、去年の今頃を思い出しながらプルプルと震えておりました。

決して『ウォーキング・デッド』を観ていたからではありません。PTSDです。

合否が分からない方は、約3ヶ月後の合格発表まで死刑宣告を待つ被告人のような気持ちになるかもしれません。

私も合格した年の試験後の3ヶ月間は生きた心地がせず、がむしゃらに勉強していた試験前の3ヶ月間よりも精神的には辛く感じました。

不安になって脳内採点を繰り返したり、某掲示板などをチェックしたくなったりするでしょうが、結果は変わりませんし、不安は増すばかりなのでほどほどにしておきましょう。

直前期の脳の酷使とこの暑さの影響で脳はオーバーヒートしているでしょうから、まずは脳に十分な休息を与えてあげる必要があります。

私の経験に基づいた本試験終了後の過ごし方を以下にいくつかご紹介しますので、何をしたら良いか分からないという方は参考にしてください。

旅に出る

気分転換には環境を変えるのが一番です。

ずっと室内に閉じこもって勉強していたわけですから、自然が豊かで海が綺麗な場所なんか良いのではないでしょうか。

私も試験後は1ヶ月ほど旅に出るのが毎年の恒例になっていました。行き慣れているアジアの国に行ってのんびりと過ごすことが多かったですね。

もちろん、旅行中も司法書士試験のことが頭から離れることはありませんでしたが、かなりの気分転換になったことは間違いありません。

時間とお金にある程度の余裕がある方には一番おすすめの方法です。

放心状態になる

過酷な受験生活の反動で、何もする気が起きないという方も多いのではないでしょうか(暑いし)。

しばらくの間はただ単にボーッと過ごすというのも良いかと思います。

疲れている状態で無理に勉強したとしても、頭に入らなかったり、後から大きな疲れが襲ってきたりする可能性もあります。

やる気が出てくるまでのんびりと過ごしましょう。

ただ、あまりにも何もしていないとネガティブな感情が湧き上がってきたり、期間が長くなると元に戻れなくなってしまう危険性もあったりするので注意が必要です。

私の場合、一発合格を目指して働きながら2,000時間ほど勉強して望んだ1年目の試験後は、しばらくの間完全に放心状態となりました。

本気で勉強に取り組んできた証とも言えます。

勉強を再開する

司法書士試験は基本的には勉強時間が長ければ長いほど有利なので、やる気がある方は早く勉強するに越したことはないでしょう。

特に択一の基準点まで届かないというような方は、来年の試験に向けて早めに行動することをおすすめします。

ちなみに私は勉強を再開したのは涼しくなってからが多かったです(だからこそ4年かかったわけですが)。

年々遅くなって、合格した年は勉強を再開したのは2月に入ってからでした。

余裕があるこの時期に、直前期ではなかなか勉強する時間が取れないマイナー科目のテキストを読み込んだり、テキストから離れて法律に関連する本を読んでみたりするのもおすすめです(離れすぎにも注意が必要ですが・・・)。

テキストも試験が近づいてくるとついつい一字一句を頭に入れようと読み込んでしまう形になりますから、今のうちに場面を想像したりしながら楽しく読んでみるのもおすすめです。

仕事をする

兼業受験生の方は普段通りに仕事を再開されたのではないでしょうか。

専業受験生の方も、合格したら研修などでお金がかかりますし、不合格の場合でも予備校費用などがかかるでしょうから、時間がある今のうちに働いてお金を貯めておくのも良いかもしれませんね。

私が専業受験生だったら、北海道あたりにリゾートバイトにでも行っているかもしれません(それとも、そんな余裕はないかも)。

他のことに集中していれば、試験結果に対する不安も和らぐことでしょう。仕事に限らず新しい事を始めてみるのも良いかもしれません。

ちなみに私の本業は翻訳の仕事なのですが、司法書士試験の超直前期は無理やり納期を延ばしてもらっていました。

なので、試験後は溜まった仕事を猛烈な勢いで片付け、その後しばらく放心状態になった後、気分転換のために旅に出て、そして涼しくなってやる気が出てきた頃に勉強を再開する・・・と言うのが、毎年の大体のパターンでした。

おわりに

試験の出来次第によって、試験後の過ごし方は変わってくるかと思います。

でも、しばらくの間(少なくとも合否が分かるまでの間)は、英気を養うためにものんびりと過ごすのが良いのではないでしょうか。

不合格にせよ合格にせよ、司法書士を目指す方は年末に向けて忙しくなってくることでしょう。

試験結果を気にするのはそこそこにして、時間に余裕があるこの時期にしか味わえない贅沢だと思って、限りある時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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