司法書士試験の受験生時代、私はよくカフェで勉強していました。家や予備校の自習室ではなくカフェで勉強していた理由についてはまた別の記事で書こうかと思いますが、勉強中によく聴いていた音楽と集中するためのグッズを紹介したいと思います。
本当は、自宅で耳栓をして無音状態で勉強するのが一番集中できることが受験生時代の後期になってから分かったのですが、周りの雑音があるカフェやその他の場所で勉強するときは常に音楽を聴いていました。
法律の勉強には高度の集中力を要します。私の場合、歌付きの音楽だとどうしても集中力の妨げになりますので、勉強中に聴いていた音楽はもっぱらインストゥルメンタル(楽器だけの音楽のこと)でした。
よく聴いていたのはピアノやジャズで、お気に入りのアーティストは坂本龍一やアリス=紗良・オットです。ジャズ演奏家であるJames Morrisonの『Snappy Too』というアルバムもよく聴きました(元々、イギリスのシンガーソングライターであるJames Morrisonのアルバムと間違えて買った物なのですが・・・)。
その日の気分によって聴く音楽は変えていましたが、特に一番集中できるのが坂本龍一の音楽でした。法律と坂本龍一のピアノがこれほど相性が良いとは驚きです。ベートーヴェンなどのクラシック音楽は若干難易度が高く、気分が音楽と調和しているときは高い集中力を発揮できるのですが、そうでない場合は音楽に流されてしまうことがあります。
1つのアルバムは大体60分くらいになることが多いので、アルバムを聴いている間は集中して勉強し、1つのアルバムを聴き終わったら数分から10分程度休憩し、それを1日3回ほど繰り返すのが習慣になっていました。
仕事が終わった後の勉強は辛い日もありましたが、音楽を聴いていると眠気覚ましにもなりますし、気分が高揚して勉強も楽しくなります。また、カフェの雰囲気の中、ラテを飲みながら音楽を聴いているとリラックスして勉強に取り組めます。
しかし、カフェで勉強していると、時折、隣の席に学生やおばちゃんの集団が座ったりして騒がしいことがあり(ちなみに私は手を叩いて笑う女性が嫌いです。まるで銃声のような音で何事かとビックリするのです)、音楽を聴いていても話し声が聞こえてきて集中できないことがあります。特にインストゥルメンタルの場合は、周りの話し声がよく聞こえてきます。
この問題を解消するために、私はボーズ(Bose)のノイズキャンセリングのヘッドホンを使用していました。その名の通り、ノイズキャンセリング機能で周囲のノイズ(雑音)をキャンセル(消去)してくれます。完全とは行きませんが、このヘッドホンで音楽を聴いていると、(大きな話し声を除いて)周囲の雑音はほとんど気にならなくなります。
私が使用していたのは旧型の「QuietComfort 15」ですが、今ではイヤホンタイプや無線など機能がアップした新型が出ているようです。
結構な値段はしますが、一度、破れたイヤーパッドを交換したのを除いて、数年間使用しても故障することはありませんでした(移動中は使っていないのもありますが)。司法書士試験の受験生時代、カフェで集中して勉強するには欠かせない必須アイテムとなっていましたので、安い投資だったと思っています。外で音楽を聴きながら勉強する機会が多い方にはおすすめのアイテムです。