先日(11月1日)、平成29年度(2017年度)司法書士試験の最終合格発表がありました。口述試験は普通に受ければまず落ちることはないと分かっていましたが、若干ドキドキしながらも法務省のウェブサイトで無事自分の受験番号があることを確認できました。
受験番号は口述試験の受験番号ではなくて筆記試験の受験番号、また受験地も筆記試験の受験地で発表されるので、筆記試験を神戸で受けて口述試験を大阪で受けた私は大阪の欄に自分の番号が見当たらず、最初は若干焦りました。
私は今、沖縄の宮古島に滞在しているので直接確認はできませんでしたが、自宅に合格通知の旨と合格証書伝達式の案内が書かれた書留が届いたようです。
合格証書伝達式は、筆記試験を受験した地の法務局で行われるようです。法務局によって日程は異なるようですが、私が受験した地の神戸地方法務局では、合格証書伝達式は11月24日(金)に行われます。
残念ながら、私は丁度その日に大阪に帰りますので、合格証書伝達式に出席することはできないのですが、電話で神戸地方法務局の担当者に問い合わせたところ、合格証書を郵送で送ってくれるとのことでした。
これで、4年以上に渡り携わってきた司法書士試験からようやく解放されます。
この時期は、司法書士試験に合格した方も不合格だった方も今後の身の振り方を考えるのに忙しいことでしょう。
私は、この時期(11月)は毎年宮古島で過ごすのが恒例になっています。最初に宮古島を訪れたのはもう十数年前になりますが、思えば、一人旅で長期滞在するようになったのは、司法書士試験の一回目の受験後に放心状態になり、また、偶然か必然かプライベートでも嫌な事が重なり、心を癒やすためと、自分の大好きな地でもう一度原点に返って自分を見つめ直すために訪れたのがきっかけでした。
その際、宮古島の綺麗な海と自然から不思議なパワーを貰ったような気がします。
司法書士試験受験生の方は、この時期、来年の試験に向けて心がいっぱいになっているかと思います。何もやる気が起きず、試験からの撤退を考えている方もいるかもしれません。
そんな時は、一度司法書士試験から距離を置き、自分を見つめ直すことも重要だと思います。旅行は、必然的に今いる環境を変えてくれ、新たな視点から物事を見ることもできるようになりますのでおすすめです。
予備校に通わなければならない、仕事が忙しい、金銭面に不安があるなど、色々な障壁はあるでしょうが、勉強を再開し、年が明けて本試験が近づいてくるにつれ、物理的にも精神的にも他の事を考えている余裕はなくなりますから、この時期は旅をするには最適な時期だと思います。
私の今の生活の中で重要な部分を占めている(そして今後も重要な部分を占めるであろう)旅をすることとブログを書くことも、司法書士試験に落ちた後に気分転換に旅行をしたことがきっかけでした。挫折や不幸の中から人間は大きく学ぶのだと思います。
今後、私は司法書士の研修を受けるかどうかも、登録をして仕事をするかどうかも分かりません。しかし、もちろん失ったものもあるのでしょうが、司法書士試験への挑戦は、自分の中に確固たる核を築いてくれたように思います。