10月2日(月)の午前中に法務省から成績通知書が届きました。これは希望者のみに送られるもので、試験会場で本試験が始まる前に住所・宛名を書いた白い封筒に入って普通郵便で送られてきます。
合格発表が9月27日(水)午後4時ですから、成績通知書が届くまで結構待ちました。去年よりも遅い印象です。
もうすでに合格したことは分かっていたので、封筒が届き次第、躊躇せずすぐに開封しました。点数は自分が想像していたよりも良かったです。

司法書士試験の成績通知書
午前の部の得点は87点で順位は461位、午後の部(多肢択一式問題)が93点で144位、午後の部(記述式問題)が50.5点で85位でした。
合計得点が230.5点(合格点は207点)で、総合順位は72位でした。総合順位は成績通知書には記載されておりませんが、法務省のウェブサイトに総合得点別員数表のPDFファイルがアップされておりそこで確認することが出来ます。
なお、本年度の司法書士試験は出願者数が18,831人、実際の受験者数が15,440人、私を含めた合格者数は632人だったようです。対出願者合格率は3.35%、対受験者合格率は4.09%です。
632人の中で72位だったので、上位合格と言って良いかと思います。記述の基準点(34点)さえ超えれば合格だったので、なんとか超えて欲しいと願っていたのですが、実際にはかなり余裕があったようです。
記述の点数は、不動産登記法が19.5点、商業登記法が31点(合計で50.5点)でした。予備校のLEC(東京リーガルマインド)の記述採点サービスでは、記述の点数は不動産登記法が20点、商業登記法が31.5点(合計51.5点)だったので、共に0.5点下がっただけでした。LEC、恐るべしです。
私はLECは直前模試を受けるのに利用しただけなのですが、模試の問題は本試験と異なり解きにくく感じる(特に択一)ものの、利用者数が多いこともあってか、データに関してはとても信用出来ると感じます。
当初はギリギリでも試験に受かってさえいれば良いと思っていたのですが、基準点が発表され、他の受験生や自分の出来が分かるにつれて、「上位合格しているのではないか」とか、「出来れば100位以内に入りたい」とかいう気持ちが湧いてくるようになりました。合格したらしたで、合格者の中で比較し優越感に浸る・・・人間とは愚かなものです。
上を見上げればきりがなく(ちなみに1位の方の得点は254点です)、午前の択一と不動産登記法の記述に関してはまだまだ伸ばす余地があるなぁ・・・と感じながらも、今年の本試験では今ある自分の実力を存分に発揮することが出来、自分の中では最高の得点を取ることが出来たので満足です。
ガンジーの言葉に「永遠に生きるかのように学べ」とあるように、ちょっと難解な試験に合格したからといって奢ることなく、少しの休息を挟んだ後は、それが法律であれ何であれ、成功体験を胸に日々学びを続けていきたいと思います。