本日(8月7日(月))、法務省のウェブサイトで平成29年度(2017年度)司法書士試験の択一の基準点等が発表されました。今年の基準点は、午前25問、午後24問と、去年と同じ結果となりました。
司法書士試験に馴染みのない方のために基準点について説明しておきますと、司法書士試験は、午前の部(択一)と午後の部(択一+記述)で構成され、午前の択一(1問3点×35問)、午後の択一(同じく35問)、午後の記述(1問35点×2問)の全てにおいて基準点(足切り点)が設定されていて、一つでも基準点を下回ると不合格となります。
基準点は受験生の出来によって毎年変わるのですが、午前の択一(35問)と午後の択一(35問)の基準点は7~8割程度(24~30問程度)と、難しい問題もまあまあ含まれているにもかかわらず高く、そして午前と午後の択一両方の基準点を突破した人のみ記述の採点がされます。そして記述の基準点(5割前後になることが多い。例えば、35点とか)を突破した上で総合合格点(280点満点で200~220点程度)に達した人だけが合格出来ます。そして、本日その択一の基準点が発表されました。
以前の記事に記載した通り、私の基準点予想は、午前26問、午後25問なので、予想を各1問ずつ下回りました。受験生のレベルが下がっているのか、または私のレベルが知らずのうちに上がっているのか、あるいはその両方かもしれません。
私の正解数は午前29問、午後31問なので、貯金が11問あります。恐らく、記述の基準点さえ超えることが出来れば(それが難しいのですが)、総合合格点に達することが出来るかと思います。
記述の出来も以前の記事で書いた通りですが、予備校のLEC(東京リーガルマインド)の記述採点サービスを利用したところ、記述の点数は合わせて51.5点(不動産登記法20点、商業登記法31.5点)でした。記述の基準点は恐らく35点前後になると思いますので、予備校の採点通りであれば余裕で合格ですし、例え10点下がったとしても大丈夫だと思います。
しかし、記述の採点だけは蓋を開けてみるまでは分かりません。採点委員の方には、「多少文字が汚い」とかそういう理由で、白紙と同じように点数を付けないのだけは止めて欲しいですね。
明らかに時間が足りない問題を出しておきながら、文字までも綺麗に書くことを求めるようであれば、もはや法律試験ではなく、「日ペンの美子ちゃん」の講座も合わせて取らないといけません。
最終合格発表は9月27日(水)です。択一の基準点を突破された方はそれまで気が気ではないかもしれませんが、いくら考えてみても結果は変わらず、時間の無駄です(分かっていても考えてしまうのが悩みどころですが)。私は旅行をして気を紛らわせていますが、合格でも不合格でも忙しくなりますので、今のうちにしか出来ないことを楽しむのが良いかと思います。