先日、英検1級に合格しました。
約15年ぶりの受験だったのですが、オーストラリアから帰ってきて間もない15年前に受けた英検1級では、一次試験(筆記)は通過したものの、全く準備をせずに臨んだ二次試験(面接)で涙を呑みました。
元々英検1級は仕事に必要というわけではなく、英語力の証明として同時期にTOEIC985点を取得したこともありますが、日本ではなかなか英語を話さないこともあって英会話に苦手意識のある私はそれ以来受験していませんでした(※本記事中のTOEICはTOEIC L&Rを指しています)。
英検1級はいつかは再挑戦したいと考えていたのですが、意外にも司法書士になってから外国人対応で英語を話す機会が増え、その対策として英会話スクールやオンライン英会話サービスを利用するようになったこともあって、久しぶりに受験することを決めました。
今回の英検1級に向けた対策は、一次試験および二次試験前にそれぞれ1ヶ月程度の準備をしただけだったのですが(主に単語集の暗記とスピーチの訓練)、いずれも苦戦しながらも通過することができました。
さて、本題の「英検1級と司法書士試験はどちらが難しい?」ですが、結論としては、英検1級に合格するよりも、またTOEIC満点を取得するよりも、司法書士試験に合格する方が(わずかながら)難しいのではないかと思います。
なお、個人的には、英検1級はライティングとスピーキングがある点において、TOEIC満点よりも難しいのではないかと感じています(TOEICも985点しか取得していないので偉そうなことは言えないのですが・・・)。
英検1級よりも司法書士試験の方が難しい理由として、英検1級はあくまでも英語ネイティブではない日本人向けの語学力を測る試験であり、難しい語彙なども出題されますが、法律試験のように高度な思考力を要求されるものではありません。
また、私はとりわけ英検1級のライティングとスピーキングに苦戦しましたが、司法書士試験とは異なり、採点自体は非常に甘く感じました。
司法書士試験は日本語の試験ではありますが、幅広い範囲において求められる知識の深さ、問題の細かさ、採点の厳しさ、合格率の低さなどから、合格するのは非常に難しい試験であると感じます。
もちろん、人によって向き不向きはあるかと思います。
生来のバイリンガルや帰国子女であれば、英検1級は直前の試験対策をすればそれほど難しいものではないかと思いますが、生粋の日本人であればイチから英語を勉強しなければならず、日本語と英語の構造の違いも考えると、英検1級レベルの英語を習得するのにはかなりの時間と労力を要するでしょう。
一般的な日本人の英語力しかない大人の日本人が短期間で受かる可能性が高いのは司法書士試験、長期間で受かる可能性が高いのは英検1級ではないかと思います。
私自身、司法書士試験は仕事をしながら4年程度(途中の休止も含める)の勉強で受かりましたが、英検1級は試験対策にかけた時間は合計で数ヶ月程度ですが、英語自体はもうかれこれ20年近く仕事で使用していますし勉強もしています。
どの英語試験でも通用するような本当の英語力というものは日常的に積み重ねていくものですので、英検1級に合格するまでに何時間の勉強が必要かというのは算出するのが難しいのですが、試験に受かるだけであれば、採点が厳しく合格率も低い司法書士試験の方が難しいのではないかと思います。
私も司法書士業務で英語を話すようになってから久しぶりに英語熱が高まってきましたし、英検1級に合格して自信も付いたので、来年以降は15年前に取得できなかったTOEIC満点、(英検1級より難しいとも言われる)国連英検特A級、通訳案内士の勉強でもしようかと考えております。
