司法書士兼翻訳者の中嶋です。
大阪府内にある私の事務所では、ビザ申請などの際に必要となる戸籍謄本(またはその他の証明書)の英訳、公証およびアポスティーユ(または公印確認)の取得に関するご依頼を承ることが多いです。
大阪府内の公証役場においては、「ワンストップサービス(ワンストップ・サービス)」を利用することができますので、公証人による認証、法務局長による公証人押印証明、外務省によるアポスティーユ(または公印確認)をまとめて取得することができます。
2025年4月現在、大阪府以外にも、北海道(札幌法務局管区内)、宮城県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、福岡県の公証役場において「ワンストップサービス」を提供しています。
この「ワンストップサービス」を利用しない場合は、公証役場において公証人による認証を受けた後、法務局や外務省とやり取りしなければなりませんので非常に手間がかかります(埼玉、茨城、栃木、群馬、千葉、長野及び新潟の7県の公証役場では、公証人による認証と法務局長による公証人押印証明をまとめて取得できます)。
なお、「ワンストップサービス」に関しては、外務省のサイトもご参照ください。
現状、関西で「ワンストップサービス」を利用できるのは大阪府だけになりますが、大阪府内の公証役場は大阪府在住の方に限らずご利用できますので、近隣の方はアポスティーユや公印確認を取得したければ大阪府内の公証役場を訪れれば良いかと思います。
ご自身で公証役場において英訳文に公証を受ける(実際には宣言書に対して公証を受けることになります)場合は、公証役場にご予約の上、原本および英訳文、宣言書、そして身分証明書を持参すれば良いかと思います。
宣言書は公証役場で用意してくれるかと思いますが、公証役場によって取り扱いが異なる可能性もございますので、必要書類などは事前に公証役場にご確認ください。
ただ、公証を受けること自体はご自身でも可能なのですが、提出先国や機関によっては翻訳を専門家の第三者が行う必要があり、その場合は、基本的に翻訳者が公証を受けることになるかと思います。
英語を含む外国文で作成された文書の公証役場での認証費用は、11,500円となります(2025年4月現在)。
これは、アポスティーユまたは公印確認を受けるか否かにかかわらず同額となります。
法定の公証費用になりますので、専門家にご依頼される場合は、上記の金額に加えて翻訳料金、公証やアポスティーユ取得の手数料などがかかることになるかと思います。
私の事務所は「ワンストップサービス」を利用できる大阪府内の公証役場のすぐ近くにありますので、英訳から公証およびアポスティーユ(または公印確認)の取得までまとめて迅速に対応することが可能です。
「ワンストップサービス」を提供している公証役場が遠方にある方、第三者の専門家による翻訳および公証が必要な方、あるいはご自身で公証役場に行くのが面倒な方などは、是非お気軽にお問い合わせください。
郵送およびメール(またはLINE)対応を行っておりますので、全国のお客様からのご依頼に対応可能です。
※公証およびアポスティーユ(または公印確認)が必要か否かなどの翻訳文の詳細要件に関しては、原則としてお客様の方で提出先にご確認いただく必要がございますので予めご了承ください。