司法書士の中嶋です。
時代の流れ(?)に乗って、私の事務所でもついにLINE公式アカウントを開設しました。
お問い合わせページからLINEを利用してお問い合わせしていただくことが可能です。
私の事務所では戸籍謄本の英訳の依頼が多いので、主にそのようなオンラインのやり取りのみで完結するお客様の利便性を考えて開設したのですが(最近の若い方はメールをあまり使わない方も増えているようですね)、開設してから早くも連日のようにお問い合わせをいただいております。
もっと早く開設すれば良かったとも思いますが、実は私、SNSが苦手なんですよ。
私が学生時代の頃は、まだスマホもなく(初めてiPhoneを手にしたのは30手前の頃でした)、のんびりとした時代で良かったですね。
ただ、私は2000年代の若い頃から翻訳の仕事をインターネットで請け負っており、インターネットやメールなどは仕事でフル活用していたのですが、1日中パソコンを見ていると頭が痛くなることもあって、仕事以外ではなるべくインターネットから離れたいと考えていました。
スマホもそこまで必要ではなかったのですが、もともとは外出先で仕事のメールチェックをするためと音楽を聞くため、あとは暇な時間にニュースを読むくらいの目的で持っていました(未だに初代iPhone SEを愛用しています)。
難関国家資格の勉強をされた方であればよく分かるかと思いますが、法律などの勉強には高度な集中力を要しますし、ただでさえ少ない勉強時間を確保して本を開いて勉強をしている際に、LINEなどの「ブー」というバイブ音の通知がなると集中力が途切れてしまうんですよね。
「通知を切れば良いじゃないか」と思われるかもしれませんが、それはそれで重要な連絡を逃してしまいそうで気になってしまうし、頻繁に使用しないこともあってそのままにしていました。
オーストラリアでは勤務時間外の業務連絡を無視しても構わない「つながらない権利」を認める法律が施行されたそうですが、これもスマホが普及したことが一因になっているように思います。
いくら利便性が上がったところで、果たして人間の幸福度はそれに比例して上がっているのでしょうか。
必要はなくとも中毒性の高いスマホをついついいじってしまいながら、ふとそんな考えが頭に浮かんできます。
LINE公式アカウント開設のお知らせがなんだか愚痴のようにもなってしまいましたが、LINEからのお問い合わせも歓迎しております。