雑記

戸籍謄本の英訳(英語翻訳)はどこに依頼すべきか

司法書士兼翻訳者の中嶋です。

ワーホリや留学などの際、海外のビザ申請において必要となる戸籍謄本の英訳(英語翻訳)をどこに依頼すべきか迷われている方もおられるかと思います。

戸籍謄本の英訳の依頼先としては、以下のような選択肢が考えられます。

  • 翻訳会社
  • 翻訳者
  • 法律事務所または法務事務所(士業事務所)

国や提出先機関によって要件は異なりますが、一般的には第三者による翻訳かつ翻訳証明書を求められるケースが多いようで、公証(公証役場での認証)などが必要になるケースもあります。

従って、戸籍謄本の英訳を依頼される際には、翻訳証明書を発行してくれる業者かつ戸籍謄本の英訳に精通している業者を探すのが良いでしょう。

翻訳会社であれば戸籍謄本の英訳にも対応しているところは多いでしょうから、検索すれば簡単に見つかるかと思います。

個人の翻訳者に直接依頼されるのであれば、「翻訳者ディレクトリ」や「日本翻訳連盟」のウェブサイトに翻訳者リストがありますのでそこから探すことはできますが、翻訳証明書の発行まで対応してくれる方は少ないかもしれません。

法律事務所または法務事務所(士業事務所)には、弁護士事務所、司法書士事務所や行政書士事務所がありますが、本業とは異なりますので、そもそも翻訳を行っているところは少ないように思います。

これらの士業事務所に依頼するメリットとしては、法的文書の取り扱いに精通していること、また法律で守秘義務が課せられていますので、個人情報が記載されている戸籍でも安心してご依頼いただけることが挙げられます。

私の司法書士事務所でも戸籍謄本の英訳を取り扱っておりますが、代表の私は15年以上の実務経験を有するプロ翻訳者であり、かつ翻訳会社の経営者でもあります。

また、司法書士は普段から相続業務などで戸籍に頻繁に触れることもあり、個人情報の取り扱いにも細心の注意を払っております。

署名および押印入りの翻訳証明書を発行することはもちろん、公証などにも対応可能です。

戸籍謄本の英訳をどこに依頼すべきか迷われている方は、是非お気軽にご相談ください(お見積もりは無料です)。

※国や提出先機関によって翻訳証明書および公証の必要性や形式は異なるかと思いますが、これらに関しては原則としてお客様の方でご確認いただいております。

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